募金システムと民主主義国家の不合理な現実

 2021年7月11日、アメリカの民間企業ヴァージン・ギャラクティックの宇宙船は試験飛行でアメリカ空軍の定義した宇宙空間、高度約86kmに到達し、近く商業ベースの宇宙旅行を始めるという。そして金持ち達は宇宙旅行に向けて大金を使う予定である。
 金持ち達は、我々貧困層に属する者から見て無駄遣いとも言える宇宙旅行には惜しみなく金を使うが、これまで通り被災者と貧困層に対して直接金を使う事は無い。もし、被災者と貧困層を支援する場合には募金という手法で金を集めるが、それでも直接、被災者と貧困層に募金が届けられることが無い。必ずボランティア団体、NPO等の各種団体を経由する為に必要経費等として金が抜かれる事になる。世界の募金システムは全て被災者と貧困層に直接募金が渡るものになってはいない。そして善意のボランティアの方々は身銭を切って直接被災者と貧困層の人々を支援している。これが現実である。
 東日本大震災の時を思い出して貰いたい。当時は民主党政権であり政権を支援する左派系の団体に被災者を救援する為に募金が分配されたが、ほとんどの募金は被災者に渡ること無く団体がプールして民主党の金になっている。
 そして今は、民主党は名前を変え、野党として存続しているが本格的に自民党の金権政治を叩くことが出来ないのである。もし、本気で自民党を叩けば、逆に東日本大震災の時にプールした金で自民党から叩かれる為である。
 24時間テレビはチャリティー番組にも関わらず出演タレントには多額のギャラが支払われ、出演する障害者の方は安い金額である。
 今の日本では、表ではきれい事を言っているが、裏は全てが金銭目的に成っているのである。不合理な現実である。
 
 日本は民主主義国家であると言っているが本当だろうか? 北朝鮮の正式名称は朝鮮民主主義人民共和国で民主主義を謳っているが、世界の人々のほとんどは民主主義国家であるとは思っていない。つまり民主主義は御題目と同じであり、民主主義は素晴らしいと学校で刷り込まれたものであり、概念としては素晴らしいが実態は違う。日本は現在、民主主義国家では無く国民を切り捨てた政治家達の金儲け第一主義国家である。
 本当の民主主義国家には貴族が移住して貴族の所有する領地内で企業等の経営により居住者(領民)達の生活を維持すると言われるが、日本では貴族制度そのものが消えてしまっている。アメリカにも貴族が移住したとは聞こえてこない。つまりアメリカも民主国家ではないと言う事である。
 世界的に見て数は少ないが北欧の国家が民主国家であると思われる。
 共産主義も財産の一部または全部を共同所有することで平等な社会を目指すものであったが、旧ソ連で本来ノーメンクラトゥーラの意味は指導者選出のための人事制度を指す言葉であった。しかし共産党単独支配国家におけるエリート層・支配階級を構成する人々を指す言葉として使われていた事は、共産主義も御題目であったということである。
 名称ではなく実態を見れば国家の本質が分かるのである。自分で情勢を分析し判断する事は国家からも騙されない為にも非常に大事なのである。
 

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