名古屋出入国在留管理局の施設に収容されていたスリランカ女性が死亡した問題は氷山の一角

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 2021年3月6日、名古屋出入国在留管理局に昨年8月20日から入管施設に収容されていたスリランカ女性が亡くなった。
 出入国在留管理庁は、客観性や公平性を保つために学識経験者など第三者も加えて調査を行っているとしているが、亡くなったスリランカ女性や遺族を支援する弁護士などは、中間報告が実態を正しく反映していないとして、不信感を募らせている。
 入管の対応は冷たいと言われる。その体質は、戦前の日本で入国管理は内務省が管轄して警察行政の一環として入国管理をしていた事に関係している。戦後、入管業務従事者として採用された者は特高警察関係者が多く存在し、そのことから人権と基本的自由を尊重しない傾向を持つ組織として、その思想が受け継がれて来たと思われる。
 しかし、本ブログではそれを理由に名古屋入管局を庇う気は全く無い。法務省の内部部局であった入国管理局を前身としているが、2019年4月1日、法務省の外局として「出入国在留管理庁」に格上げとなった。そのことにより確かに彼等の業務は増加し多忙になったと思われる。
 最悪なのは組織として平気で嘘の報告を上げていることである。情報協力者からの話では、出入国を管理している組織の筈なのだが入国者等の数は正確ではなく雰囲気で数字を出しているとの事である。これでは国会で在留中国人の数を問われ、担当大臣は「正確な在留中国人の数は把握していない。」としか答えられないのは当然である。
 この様では中国からどれだけの人数が入国し、滞在しているか分かる筈も無い。もしかすると出入国在留管理庁の業務を忙しくさせ本来の業務まで手が回らない様にする工作を仕掛けられていた可能性もある。丁度、情報保全隊が統合されて業務が多忙に成り本来業務に力を傾注出来なくなり、内部に潜む中国のSを明らかにする事が不可能に成った事象にも符号するものである。
 しかし、嘘の報告を上げて平気でいることは組織として腐りきってしまったと言うことであろう。政府が多くの嘘をつく事で官公庁も見習っているのであろうか? つくづく日本は自浄作用を持たない国に成ってしまったものである。
 

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