アメリカ、中国、日本の政府関係者が東南アジア各国を訪問した以降の勢力変化は

 2021年9月10日~15日まで、中国の王毅外相はベトナム、カンボジア、シンガポール、韓国の4か国を訪問し各国首脳と会談した。その前には中国包囲網を形成すべく米副大統領がシンガポールとベトナム訪問しているが、東南アジア各国はアメリカと中国のどちらに付くのか?
 マスコミはアメリカと中国の東南アジア各国に対する訪問は新型コロナウイルスワクチン支援と経済支援を報道しているが、訪問を受けた国々の中国との歴史的背景等については報道していない。
 ベトナム、カンボジア、シンガポール、韓国の4カ国は表面上はアメリカに近づく動きを見せる事になるが、裏では既に中国に付いている。ベトナム、カンボジア、シンガポールには華僑が居住しており彼等の経済的な影響力は強く、東南アジア各国にとって中国の経済支援も重要なのである。韓国が中国に付くのはミャンマー繋がりである。
  2021年9月12日、岸防衛大臣はベトナム訪問中に国防省で講演し「安全保障上の課題への対処に協力し、地域や国際社会に大きな安心をもたらしたい。日本にとってベトナムは運命共同体とも言うべき重要な国の一つだ。」と対中国においてベトナムとの連携強化を強調しているが、間抜けの様に見える。日本人は水に流す文化のため、海外の国に対しても日本人と同じ感覚で見ているが、同じとは限らない。
 ベトナムと中国の関係は古く戦国時代から繋がっている関係である。アメリカがフランスからベトナムを引き継いでベトナム戦争を始めた以降、中国はベトナムを支援し続けた。その時、日本はアメリカの勢力下で間接的にベトナムを叩いていたのである。この歴史を振り返った時と、華僑の関係から日本とは運命共同体になる訳がない。しかし、ベトナムはしたたかであるために、その様な事は一切表に出さないのである。
 今回の防衛大臣訪問はアメリカからの指示であると思うが、日本は利用されているだけの国に見える。

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