活発に動いている地球内部 2

 2021年8月13日に噴火した小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」から噴出した軽石が約1,400km離れた沖縄・奄美地方に漂着し漁業に甚大な被害をもたらしているとして報道されている。海洋研究開発機構(JAMSTEC)はスーパーコンピューターで8月中旬から11月末までの漂流する軽石の動きをシミュレーションした結果、日本の近くを流れる「黒潮反流」(日本列島沿いに黒潮の南側を流れる)と呼ばれる西向きの海流に乗ったとみられると発表した。
 確かに1986年の噴火の時にも沖縄に軽石が漂着したが、今回の軽石漂着量は桁違いの量である。琉球大学名誉教授の加藤祐三氏が両方の軽石を見比べ「詳細な成分分析はしていないが、灰色で黒いごま状の粒があるなど特徴が一致しているので同じマグマ由来だとみて間違いないだろう」と指摘している。
 不思議なことにNHK NEWS Web(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211025/k10013320491000.html)を見る限りでは沖縄の海岸に漂着した軽石は本島の太平洋側ではなく北部の国頭郡国頭村から国頭郡本部町西側に多く漂着している。黒潮は沖縄の西側を北上しており、現在の風は北からの風である。しかし琉球新報では、「当初は本島東海岸が中心だったが、時間の経過と共に西海岸でも確認されるなど県内全域に広がりつつある。」と発表している。どれが正しい報道なのか全く不明である。
 スーパコンピュータはインプットデータが完全であればアウトプットデータは正確である。データが不足した状態で入力すれば、今回のシミュレーション結果は違う可能性がある。なぜ、この様な話をしているかと言えば、情報協力者Dから「政府も気象庁も何か公表出来ないものがある様だ。」と聞いている為である。
 もしかすると漂着した軽石は、別の場所の海底火山からのものであるかも知れないという可能性は完全に否定できていない。
 前回の記事では、「沖縄と台湾の中間から南東方向の海底では300~400mの範囲で熱水が噴出している様である。」と書いたが、やはり海底では何らかの変化が生じている可能性が高い。それを探ったのが中国・ロシア艦隊であり「中国・ロシア艦艇の日本列島周辺の航行目的」で書いた通りである。
 霧島火山帯は学者達の研究結果から九州から南西諸島を経て台湾北端に至る火山帯であるとしている。しかし地球規模で考えれば日本は環太平洋火山帯という大きな火山帯の上に乗っている事から深奥のマグマが温和しくしている現在は富士火山帯と霧島火山帯に区分しているが、マグマが激しく活動すれば1本化して環太平洋火山帯になるのかも知れない。
 マグマの活発化している兆候として台風の発生場所が赤道付近から北上している原因は、二酸化炭素による温暖化ではなく活発化した地球内部からのホットプルームが海底を熱して海水温を高めている可能性があると聞いている。
 阿蘇山が噴火するまでの流れを見れば、2021年7月3日、フィリピンのマニラから南へ50kmのタール火山が噴火している。口永良部島の新岳噴火、桜島の噴火、地下深奥のマグマが活発化し、北上しながら火山を刺激していると思われる。富士火山帯も同様である。噴火する火山の場所と位置関係には注意すべきである。
 今後も、読者の皆さんには怖がらせる為ではなく、状況判断が可能となる様な情報を提供して行きたいと考えている。

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