中国の習近平国家主席がG20を欠席した理由

 2023年9月9~10日、G20ニューデリー・サミットが開催されたが、習近平国家主席は欠席し李強首相が参加している。

 国内外のマスコミは8月28日に中国が発表した「標準地図」には、インドと国境争いを繰り広げているヒマラヤ地域や東南アジア各国と領有権を争う南シナ海のほぼ全域を「中国の領土」として線で囲まれている。G20の前に行われたASEANの首脳会議では、加盟国から批判が殺到し、G20でも同様の批判にさらされる恐れがあったために欠席した。

 中国外務省はザンビアのヒチレマ大統領が10~16日に中国を訪問、ベネズエラのマドゥロ大統領が8~14日に中国を訪問すると明らかにしている。
 来年から11カ国体制となるBRICSのような中国の影響力が強い枠組みを選ぶ様になっているためにG20を欠席した。

 上記のG20欠席理由等が出されているが、実態はどうなのであろうか?
 今回は習近平国家主席がG20を欠席した理由について述べる。

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