なぜアメリカは中国との交渉に力を入れ始めたのか

 2023年11月6日、アメリカと中国の高官はワシントンDCで核兵器の軍備管理に関する協議を実施した。
 アメリカは軍備管理担当のスチュワート国務次官補、中国は孫暁波・軍縮局長である。
 その前は、10月26日にアメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相がワシントンDCの国務省で、2023年11月12日~18日に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせた米中首脳会談の実現に向けた調整とイスラエル・ハマス戦争及びロシアによるウクライナ侵攻に関する議題がメインであったが、写真でのブリンケン国務長官の表情から戦争・紛争に関する会談は上手く行ったとは言えない雰囲気である。
 しかしながらバイデン大統領と習近平国家主席による首脳会談は15日に決定した様である。

 ここまでアメリカが必死でブリンケン国務長官を中国に派遣して会談し、中国高官を招いてワシントンDCで会談し、APEC開催の機会を捉えての米中首脳会談をするのはなぜなのか?

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