2050年までには絶対に不可能な脱炭素政策
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日本は2050年までに二酸化炭素等の排出を実質ゼロにする「脱炭素」を宣言しているが、言葉遊びの様なもので人間が存在する限り絶対に無理なのである。ガソリン車から電気自動車(EV)へ、火力発電から風力発電、太陽光発電にすると言っているが、これは政府が民間を巻き込んで可能と成るであろう。
しかし政府は防衛・安全保障での危機管理を考えていない。音速を超えて飛行する戦闘機、大量の物資を運ぶ軍用輸送機、大型護衛艦、戦車・装甲車等のEV化はとても無理であろう。戦闘機は地球製UFOと呼ばれるTR3Bにすれば良いと言葉では言えるが、果たしてアメリカが、中国人のSが大量に居る日本へ究極の機密兵器を提供することはあるだろうか? 有り得ない。となれば、化石燃料を燃やすジェットエンジン方式の戦闘機は水素利用のロケットエンジン以外には代替不能である。輸送機も同じである。では護衛艦はどうなのかEV化はどうであろうか、重いバッテリーを積んで数ヶ月に渡る作戦行動を取れるとは思わない。戦車・装甲車も戦闘行動をする場合には充電を考慮する必要があり、戦闘行動に制約を受けるために現場は嫌がるであろう。船・装甲車両も水素エンジンになるのか?
水素の生成には①化石燃料からの水素生成は、安価だが、地球温暖化ガス等が発生する。②電気分解による水素生成は、電気代が非常に高く非効率的である。工場等で発生する水素は安定した供給が出来ない。と言うことから水素を利用するエンジンは極めて限定的になる。
地球人に利用させていないイオン交換方式によるエネルギーを取り出す方法がある。これは細部不明であるが、成功すれば大気圏内では青白い炎を出し、宇宙空間では色を出さないと言う。宇宙航行も可能となりロケットエンジンとは比較に成らないという事である。しかし、高次元の生命体は絶対に人類へ提供しない技術である。よって脱炭素は無理なのであると情報提供者は発言した。
エネルギー政策は人類の根幹に関わる事であり、特に脱炭素の流れは嘗て無いパラダイム変化を要求することになっている。一方で、最大の二酸化炭素排出国の中国は時間的猶予を持たされる事で不平等な取り決めとも成っている。脱炭素の流れの中で、先ずはバイオ燃料などの活用によるカーボンオフセットにより、現在の化石燃料から生物由来の石油代替燃料というのは一つの流れになるだろうが、水素は可搬性という点で爆発等、安全性のリスクがあり、此所に来て水素キャリアとしてのアンモニア燃料が着目される事と成った。金属腐食性の問題などは有るのだが、解決出来る話で有り、リアリティが高まっておりJERAなどでも石炭と混焼が開始される計画となっている。又、水素をオンサイトで水から発生させる低コストで高効率のリアクターについてはそのノウハウとともに大手企業が持っていると想像するが、本来はモビリティにも活用出来るものであろうだ、慎重にやらねば産業構造にインパクトを与えてしまう。一方で、宇宙線でもあるミューオン粒子を活用した発電なら太陽光の様な制限無く24時間発電が可能だという話も有るのだが、実験の域を出ていない。高温域の核融合に就いてはITERプロジェクトが、常温核融合に就いてはオーストラリアの企業がプラントに名乗りをあげており、いよいよのパラダイム変化と捉えている。更に、太陽熱や地熱を有効活用出来ればエネルギー収支は本来は合うのだが、可搬型としてどの様に蓄え活用されるかがポイントとも言える。しかし、そもそも、カーボンニュートラルなら問題は無いわけであるし、生命体のサイクルはカーボンサイクルでもある。又、出来た二酸化炭素を還元、分解し、COから再びフィッシャートロピッシュ法で液化燃料化も可能でもある。結局は排出権のビジネスかとも感じつつ、今後のエネルギー転換期を感じている。身近ではEVであり、そろそろ100%再生可能エネルギー電気とともに、購入評価してみようかとも思っている。