2021年衆院選に向けた動き
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2021年9月29日、自民党新総裁に岸田文雄が選出された。彼自身が宏池会であるが党役員と組閣を見れば麻生派、安倍派が主要ポストを占めている。岸田新総裁の実態は麻生と安倍の傀儡である。総裁選前には森友問題について「再調査等は考えていない」と発言している。官邸が検察官僚の人事を押さえた事で三権分立は建前と成り果て、その為に検察は森友問題で官邸の指示なしでは動けないでいる。これが、次の衆院選で自民党へのマイナス影響として働く事になる。
選対委員長は遠藤利明の予定であるが、ハッキリ言って実力不足で単なる御飾りである。次の衆院選で実際に働くのは政治家ではない民間の者が仕切るという事を表している。
衆院選の結果で自民党が政権与党から下野する可能性は半々である。菅義偉と下村博文は選挙で落選する可能性が高くなっている。幹事長から外れた二階俊博は中国との連携に力を入れた動きを開始する予定である。
では、野党はどうか? 彼等は自民党政権の金の流れを知っている為にこれを攻撃すれば選挙に勝つ事は簡単なのであるが、自分達も政権と組んで金儲けをした事で攻撃イコール自分達も被害を受ける為に攻撃出来ないのである。野党がまともに与党を攻撃できない事を理解した上で、小沢一郎は裏で野党の纏め役として牽引している。
衆院選に向けた動きで国民が最も影響を受けるのは、新型コロナウイルスの感染である。
緊急事態宣言とまん延防止等重点措置は30日の期限をもって、すべて解除する方針とした事で、選挙前に旅行もOK、酒もOKとして良いイメージを植え付ける動きである。
しかし、感染者数の減少発表はウソである。検査数を減らした事で感染者の数も減ったのである。オリンピック開催前にも同様の手口で実行している。以前から述べている様に何名検査して、陽性者何名でしたと発表するのが当然と思うが、都合が悪いのか分母は発表していない。
年末から年明けにかけて急激に新型コロナウイルスの感染者が増加した場合には、選挙のためにウソをついていたという事になる。