風が吹かないのに回る風見鶏の総理と官僚による独自処置から見える公明党の動き

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 2021年12月3日、政府は閣議決定により同日付で石原伸晃を観光立国等の分野で総理に対して有益な情報提供やアドバイスを行う内閣官房参与に任命した。これは岸田首相が判断した事であり総理としての立場を使った個人的なものである。
 岸田首相は、故中曽根康弘が首相時代に風見鶏と呼ばれたよりも酷い。中曽根は変化した際には根底にその根拠をしっかりと持っていた。しかし、現首相はただ考えを変えているだけで、風が吹かないのにクルクルと回っている。自分の信念が無いのである。
 その事を既に官僚に見抜かれている。その為に起こったのが、国交省航空局長名で、12月1~31日に日本に到着する国際線の全航空機への新たな予約停止を求めた処置である。
 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」により感染急拡大が懸念される為に水際対策として、日本に到着する国際線の航空機に対する新規予約の一律停止を求めていた国土交通省であるが、2日には国内外の航空会社への要請を取りやめている。
 1日午後の関係省庁会合以降に国交相や他省庁の関係者に初めて内容が伝わったと言う。2日午後、国交相は「情報の共有ができていなかった期間があり、反省したい」と謝罪の言葉を述べているが、事はこれだけではない。当ブログが述べた様に自民党と公明党の間にズレが生じ始めているのである。国の大動脈である国交相を公明党が押さえているということは、国交省内には数多くの創価学会員である官僚が存在している。
 上記、国交省の動きは公明党が自民党の支援から離れる兆候であると見て間違いはないと判断する。

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