海のシルクロード(一帯一路)の寄港地として重要性を増すスリランカ

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 海のシルクロード(一帯一路)の基本ルートは、中東~スリランカ(旧セイロン)~海南島~広州を繋ぐものである。香港を閉じてしまった中国としては交易ルートは海にも求める必要があり、スリランカは寄港地としての重要性を増している。またスリランカ大統領ゴタバヤ・ラージャパクサと兄である首相のマヒンダは親中国派であり、中国としても交易が盛んなスリランカと有利にインフラ整備を進める事ができるのである。
 そして2020年9月29日、スリランカ政府は日本の支援で建設が計画されていたコロンボと近郊での総事業費約2466億円の鉄道事業を中止したが、裏で動いた華僑の力によるものである。
 また、香港から逃げ出した国際資本もスリランカに投資を開始したとの情報もあるため、寄港地として中国の望むインフラが整備されていくことになる。
 忘れてならないのは、ヨーロッパで発生した新型コロナウイルス2種類目の感染であり、当然、寄港地であるスリランカ国民も有色人種であるため、変異し続ける1種類目と2種類目の新型コロナウイルスの感染被害が広がる公算は高くそれなりのリスクは存在する。

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