偶発的な紛争の可能性

 現在の韓国は中国寄りの姿勢であり、将来的には中国と密接な政治、経済、外交をすると見積もられている。また、中国は香港に対し国家保安法を採択したため、トランプ大統領は「関税や渡航の優遇措置を撤廃する措置」を取ると明言し、イギリスは「中国政府が同法の制定を断念しない場合は、イギリス海外市民旅券を保有する香港市民の英国在留権を拡大する」と表明し、イギリス統治最後の香港総督クリストファー・フランシス・パッテン氏は「新たな冷戦が始まる。香港が自由な社会であり続けられるかだけでなく、アジアの主要金融ハブとして機能し続けられるのかは疑問である。資本も流出する可能性がある」との発言をしている。元香港総督がこの様な発言を個人的にすることはなく、イギリス政府の代弁者として発言しているのである。
 今後、欧米と中国の間で様々な緊張が高まって来るが、軍事的緊張が高まったからといって中国が直接戦争をする訳にもいかず、もしやるとすれば代理的な形を取ることになる。
 代理をする国は韓国である可能性が高い。まだ在韓米軍が駐留しているため表立った動きは見せないが、将来的には中国陣営に入ることが確実であるため、在韓米軍が撤退をした以降になるであろう。では、戦争か紛争かと言えば紛争である。それも相手国は日本となる可能性がある。紛争は偶々ボタンを掛け違えた様に、示威行動をしている最中等のちょっとした切掛が原因で起きるものである。歴史は繰り返すと言われるが、螺旋階段を上るにつれて同じ景色を以前より少し高い位置から見ることになる。中国は再び韓国の宗主国になるのである。

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