EU牧場の柵が老朽化した事で旧牧場の柵に戻ろうとしている
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2021年に入り、EU加盟国の中でロックダウンに反発しているフランス、イタリア、スウェーデン、オランダ、ギリシャ、ルーマニア、スロバキアはEUからの離脱を求める国民の声が大きくなりつつある。そして新型コロナウイルスの感染被害に隠れているが、大量の移民等を受け入れた国では急激に治安が悪化し、これまでも移民等により暴動が発生している。イギリスがEUから離脱した理由の一つに移民問題があると言われている。
特に注目すべきは手を組んで中国に接近しているドイツとフランスではあるが、メルケルが欧州各国の安全保障のため米軍駐留経費を負担すると言っていることは、欧州に駐留する米軍を維持したいと言うものであり、逆にマクロンは「戦略的な自治」を訴えアメリカから完全に独立することを望んでいる。こうしたフランスの動きは新たな弾道ミサイル搭載原子力潜水艦の建造に着手することを発表したことで意志を明確にしている。
もしもフランスが本土に新たなICBM基地を作ると言えばEUから見てアウトであったが、戦略原潜から発射するSLBMはセーフなのである。この動きもEUからの離脱に備えた動きであり、今から保険をかけているのである。
そしてドイツはロシアにも接近している。それは第一次大戦の頃から中国とドイツは良好な関係を築いており、当初、中国(清)とドイツ間の貿易は、シベリア経由の陸路を使っていたがロシアに通行税を掛けられたことで次第に海路へと変遷した事に関係している。
過去のシルクロードは3ルートが存在し、北は現在のロシア領内の草原を移動するルートであり、中間は現在の中国から中東を結ぶ都市を経由するルートであり、南は海沿いを経由する海のルートである。つまり、ドイツは中国内部の動きを北側から見る必要があるためと最悪の場合に備えて北のルートを確保して置きたいのであり、ドイツにとって中国貿易のための保険である。
この様にEU牧場では柵が腐り、記事の当初に上げた国は新たな柵を自分の国に作ろうとしているのである。これはヨーロッパに影響を及ぼしてきたロスチャイルド銀行の力が低下しているためと見られる。銀行帝国を統括していたド・ロスチャイルドが、2021年1月15日(金)に心臓発作のため死去した事と関係がある。今は大変革の次期なのである。